森本和也(kazuya morimoto) - アーティスト

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Love what you do, Do what you love.

 
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森本和也(kazuya morimoto) - アーティスト

日本の片田舎からいきなりニューヨークへ、それもサラリーマンからアーティストへと、劇的に針路を変えられた森本さん。 アーティストが本業だけで生きていくのは大変厳しいとされるニューヨークの街で、作品を創り続けることだけで生計をたてている。 数々の賞を受賞し、有名なギャラリーからも声がかかる森本さんだが、教育機関等での美術教育を元に作品を制作したわけではない。 「自分が好きなものを製作し続ける」 毎年夏にはヨーロッパへスケッチ旅行にでかけるという、森本さんの自由でぶれない生き方に迫ります。


対談者:Dragon

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家まであと1分という帰り道に素敵な絵を発見。近所の風景が描かれていて思わず購入。その絵を描いてたのが森本さんだった。日本人があまりいないエリアで、それもたまたま目に止まった作品のアーティストが日本人で驚いた。しかも日本の地元が一緒だった!

 

24歳アートのクラスに通いはじめる

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― 昔から今の仕事をしようと思われてたんですか?
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元々絵を描く事は好きだったんですけど、

教育機関等での専門的な勉強は

したことがありませんでした。

 

一度就職したあと

「何が本当にしたいのだろう」

と思うようになって、

何とかアートで生きて行きたいなあと

漠然に思ってもいました。

 

それで仕事をしながら

アートのクラスへ週一回通う事になったんです。

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― そこからいつかは海外へと行こうと思われたんですか?
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きっかけとなる大きな出会いがあったんです。

 

あるとき知人から

サンフランシスコから帰ってきた

Arimichiさんという人が、

24時間アトリエを開放してるって

聞いて行ってみたんです。

 

ほんとすごい人で、

全くお金目的じゃなくて

そういうことをされてるんです。

 

型にはまったアートや受験目的で

教えてくれるんじゃなくて、

自分のアートを追求する

というスタンスで色々と

教えてもらいました。

 

それを2年くらい続けてたら、

ある時Arimichiさんに、

「森本さんは海外に出た方がいい」

っていわれて。

 

出身が地方だからまずは東京かなって

思ってたんですけどw 

Arimichiさんは初めから

海外にいった方がいいって。

それで海外を意識するようになったんです。

27歳ニューヨークへ2週間いく

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― その後すぐニューヨークに来られたんですか?
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それも面白いきっかけがあったんです。

 

ある日、駐車場に置いてた車が

ぺちゃんこになってて。

真相は若いにいちゃんが

車をぶつけちゃったらしく、

それで廃車だった。 

 

ふつーだったら怒り狂っても

おかしくない状況ですけど、その時

「これはおもしろいことが起きそうだな」って

なんとなく思ったんです。 

 

そのあとなぜか保険金が現金でもらえて。

車検もきれそうだったし、

ちょうど車をどうしようかなって

思ってたときだったんで

車検つきの安い車を手に入れました。

 

そしたらけっこうお金が余ったんで、

それでニューヨークいこうってなったんです。

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― きっかけってわからないもんですねw ニューヨークはどう感じられましたか?
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ニューヨークにきたら、

「ここだ「って思いましたね。

そこから一度日本に帰って

3ヶ月後には会社もやめて

観光ビザですぐに戻ってきたんです。

28歳会社を辞めてニューヨークへ移住する

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― 僕も地方出身だからわかりますけど、地方とニューヨークって違いすぎますよね。劇的なチェンジですよね
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そうですよね。

僕の地元はとても保守的なんですw 

 

やっぱりはじめは英語もできないし、

何も知らないで来たから

色々と大変でした。

 

生活し始めてから6ヶ月は

ほんとお金もなくてやばかった。

袋入りのポテトを1ドルで買って、

それを毎日食べてました。

あるときは炒めたり

あるときはゆでたりして。

 

そしたらじんましんがすごい出て来て

学校の友達から、大丈夫?って

心配されて。

 

何食べてんの?聞かれて、

「ポテト。」

他には?って聞かれても、

「ポテト。」

って答えてたら、

ポテトばっかり食べてると

じんましんできるんだよって

心配してくれました。

 

そのあとその友達が

近くのヴィタミンショップで

ビタミン剤を買ってくれました。

あの頃は大変でしたね。

今も全然未来はわかりませんけどw 

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― 保守的な地方からニューヨーク、それもアーティストという世界の劇的チャレンジに、周りは反対されませんでしたか?
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反対されました。

でも最終的に父親だけは

やりたいことやればいいって

いってくれたんです。

 

その代わりお金だけは

請求してくんなよって

釘さされましたけど。

それと中途半端で帰ってくるなと。

 

理解してもらえて自分は恵まれてると思います。

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― 生活費の目処はある程度たてられてたんですか?  
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お金はなかったですね。

どうやって生きていくか

目処もたってなかったです。

 

そしたらニューヨークのアップステートで

キャビネット製作の住み込みの仕事があって、

そこにいれば住居や食費もただなので

まずはそこにいきました。

初めはお金がきつかったですね。

 

その後は奨学金がおりたり、

作品がたまに売れたりと、

振り返ればなんとかなっていったんですが、

ニューヨークにきたときは

何もわかってなかったですね。

 

結構やばかった。

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― ニューヨークではアートの学校にも通われたんですか  
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いきました。学んでました。

でもすぐに違うなって思ったんです。

 

もちろんある程度の基礎や型を学んで、

そこから自分らしさを出していくって

流れもわかるんですが、

僕は誰かの型にはまったモノを

教えてもらうのがなんとなく

違うと感じたんです。

 

だからチェルシーのギャラリーを

中心にまわるようになんたんです。

自分で観て感じ考え、

そうしていくとなんとなく

自分自身の環境を含めた社会、

時代性と自分の考えていた

アートとの距離感を

感じることができたんです、

 

自分が今ここでやらなければならない

アートみたいなものが見えてきました。

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― どういった絵を描かれてたんですか?
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当時は、白黒のベースに主に線で

自分の思想を独自のアルファベッドに

置き換えて抽象表現主義の発展系を

目指してました。

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パブリックアートにもなり

ギャラリーの人に声をかけてもらったり

いくつもの表彰もされたりして、

それはすごく自信になりました。

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― すごいですね。僕もアーティストの友達がたくさんいますが、やっぱり好きなものを創ることと、お金になるものを創ること、って一致しないこともあるじゃないですか。その折り合いはどうつけられてるんですか。
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それは本当に難しいですよね。

 

少し前にニューヨークで

とても有名なギャラリーから

声がかかったんです。

誰もが知ってるようなところで、

とても名前が知られてる人ばかりが

ギャラリーを出すようなところです。

 

でもギャラリーというのは

一度出してしまうと、

その後の作品に方向性を

変えることが難しいんです。

安定したお金は入りますし、

とても名誉なことなんですけど。

 

でもギャラリーに

定期的に作品を出すために

同じようなものばかりを描いてると

「なんで俺はこれを描いてるんだろう」

てなってくることがあるんです。

 

絵を描く事が好きだった友人も

いつしか制作が嫌いになったり、

そういうアーティストも

たくさん見てきました。

 

特に僕が描いてる抽象表現の世界では、

自殺した人が多いんです。

それだけ自分のやってることに対し

価値を見失いやすいものでも

あるのかもしれません。

 

 

だからギャラリーから

声をかけてもらった時も、

ギャラリーとの関係、

自分とみずからのアートとの関係を

しっかり考えました。

 

周りからはなんで断ったのって

たくさん言われましたが、

当時制作していた作品への探求は

ひと段落していたし、

新しい作品づくりを

考える時期にいたんです。

 

自分ではその決断は

正しかったと思います。

そこのギャラリーに

声をかけてもらっただけで、

特に大した学校に出たわけでもなく、

対した基礎も学んでこなかった

自分にとっては自信になりました。

35歳失恋&大女優遭遇事件

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― 一転、抽象表現主義からストリートシーンに作品が変わりましたが、いつごろからご自身の作品の転機と作品に色が入り始めたんですか?
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きっかけがあったんです。

失恋ですw 

 

ずっと気になってた子がいて、

ある日その子が自分のこと

好きだっていってくれて。

イスラエル人の子なんですけど、

それがある女優にとても似てて。

 

ちょうど2007年のクリスマス前で、

年末をすごく楽しみに

してたんですね。

 

夢のようだとw 

 

それがクリスマス直前に

彼女が元カレとよりを戻す

ことになってふられて。

すっごいショックで。

 

クリスマスは一人で

ヴイレッジの公園で

へこんでたんです。

ヴィレッジってお金もちの人が

多いから旅に出てるのか、

クリスマスなのに人がほんといなくて、

さらに淋しい感じでした。

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そしたらふとその彼女に似た女優、

よく見ると本人が

目の前を通りすぎたんです。

本物ですよ。

 

びっくりしちゃって、

声をかけようにもかけれなくて。

ちょうど彼女が出ている

映画のDVDもそのときもってて。

 

声をかければよかったって

後悔してたら、今度は犬を連れて

戻ってきたんです。

そこで話しかけたんです。

 

しかも失恋の痛手をも

励ましてくれました。 

こんなことって本当にあるのか!?

ってすごいびっくりした。

ニューヨークってすごいなって。

 

そこから突然、

街を歩く時の景色が

全く違って見えてきて。

ヴィレッジの風景に

色が入りはじめました。

 

そしたら以降も

彼女と出会うことがあって。

今度は向こうから

「今日も絵をかいてるのっ?」って、

話しかけてくれて。

一つ絵をあげたんです。

 

そしたら彼女がそのあと

パパラッチに写真をとられたらしく、

そのマガジンにのってた彼女が、

僕の作品を片手にもってたっていう

オチもありましたw

 

34歳夏の間ヨーロッパへ旅にでる。以後毎年。

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― 毎年旅もされてるんですよね?
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夏は主にヨーロッパにいってます。

そこで同じように

自分が描きたいって思った場所を

見つけては描いたりしてます。

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面白いのは場所によって

人の反応が全然違うんです。

ドイツ人は以外にすごく興味を

もって話しかけてきたり、

近づいてきてくれる人が多くて

買ってくれる人も多かったり、

 

逆にイギリスやポルトガルは

あまり近寄ってもこないんですね。

興味はあるみたいなんですけど、

照れ屋なのか邪魔しないように

話しかけないのかわかりませんが

そういう傾向はあります。

 

イタリア人はアーティストだと

よく騒いではくれるのですが

絵を買ってくれたことはありません。

 

トルコでは椅子を出され

お茶まで出されご近所中に注目され、

モロッコではとにかく

絨毯を売りにこられ

狭い通りをロバが歩き回り

絵を描いてる後ろで

チキンが首を飛ばされ、

ちょっと絵を描くのは難しかったです。

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― ニューヨークはどうですか?先ほど子供が森本さんの似顔絵を描いて渡しにきてましたけどw
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嬉しいよね。

子供の反応ってピュアだからね。

ニューヨークもすごく

話しかけてくれる方だと思う。

 

でも同じマンハッタンでも

場所によって全然違うし、

通りによってもエネルギーが

違ったりするから、

それがまた面白いんだけどね。

 

ヴィレッジには作家や音楽家、

映画関係だったり社会的地位のある人たち

だったり面白い人が多いんだけど

みんな自然でフランクだしいいよね。

 

そして何よりも古い落ち着いた街並みがとてもいい。

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― 僕も絵を買おうと思ったのはじめてでした。
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珍しいよ。

日本人を含めアジア人の人達は

なかなか声をかけてくれない。

たぶん買ってくれたのは

振り返っても5本の指に入るよ。

 

だからこの辺りに

住んでるんだろうなってすぐわかった。

観光客がくるところでもないし、

観光客の人はあまり

興味ないみたいだね。

 

それよりこの辺りに住んでる人が

やっぱり興味もってくれるかな。

ヴィレッジってやっぱり

ちょっと特別でしょ。

住んでるひともほこりをもってる。

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― ふつーはもっとお金を稼ごうと思ったら観光地で描きますよね。この辺りで絵を描かれてる人は見たことなかったです。
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タイムズスクエアやユニオンスクエアとかね。

僕はやっぱり自分が描きたいものを描きたい。

人ごみもやだしね。

 

よく私の家も描いてよっとか

言われることもあるんだけど、

ちょっと家を見させてもらって

描きたいって思わなかったら

断ったりもしてる。

 

倍払うからというので

行ってみたら雪の降る寒い冬なのに

表のテラスから描けって、

怒ったら、3倍払うって。

黙ってその家を出た。

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― お金じゃないんですね。
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そうだね。

やっぱり自分の気持ちが

のらないと描けないよね。

それと少しばかりの尊敬と。

41歳今この瞬間を生き続ける。

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― 抽象画とゆうのは頭で理解でするってより、見た人にとって感覚的にいいと思うか、分かる人がわかってくれればいい。そんな感じでしょうか。
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そうですね。

今まで自分の抽象画を

本当に理解してくれた人って

2人くらいかなぁ。

 

もちろん、いいね、って

言ってくれる人はたくさんいるけど、

なんというか、

それを描いてたときの

自分の感情、葛藤、憂鬱、

そんなところも全部わかってくれるって

ことなかなかないよね。

 

それに加えて思想的な仕掛けも

画面上にしてあって。

もともと作品に色を使ってなかったのは、

画材を買うお金がなかった

というのもあるんです。

 

その当時の作品には

やっぱりそういった苦労とか

爆発的な生きどうり、

絶望感みたいなのが出てて、

それを当時理解してくれた人が

一人だけいて、

 

その人も似たような経験を

女優業で経験し、

今その話をしても涙がでるくらい

嬉しかった瞬間だった。

 

だから思うんです。

自分は自分の作品を

理解してくれる人のために

描きつづけたいって。

 

それはたくさんの人じゃなくていい、

一人や何人かいてくれるだけで

その人のために描こうって思えました。

 

いま描いてる

ストリートシーンは全く逆。

自分が好きで描いてるんだけど

自分が今生きているこの場所、

通りやカフェなど含めて

特に地元の人たちと多く共有できる。

 

それでも描きたくないところは

描けないんだけどね。

 

野望×生き方Love what you do, Do what you love

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― 将来の夢があれば教えてください
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アーティストとゆう生き方で

先を考えるのは本当に難しい。

正直なところあまり

考えないようにしてるんです。

 

その代わりいつ死んでもいいように

とにかく毎日、今この瞬間できることを

一生懸命こなしていくことにしてるんです。

 

でもそうだからこそ

今やらなければと毎年旅にも出るし

作品も描き続けるし人とも接していける。

 

“There is nothing promise even tomorrow. “

“Love what you do, Do what you love.” 

 

いつも頭の中に浮かんでくるフレーズです。

贈る言葉"やりたいと感じる" こと。これが一番

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― 海外に飛び出そうか迷ってる若者に一言ください。
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僕はよく旅もするのでわかるんですが、

旅をしようと思うとお金を貯めようとか、

休みをどうやって取ろうとか

考えると思うんですけど、

 

それじゃいつまで経っても

行けないと思うんです。

お金はたまらないし、

休みはとれないし。

 

この間も友達のアーティストが

旅をしたいって言ってたので、

もうチケット買ってしまえと勧めました。

お金や休みのことを気にしてたようですけど、

先にチケット買ってしまえばなんとでもなると。

 

そしたら仕事先からは、

「何日までには帰ってこいよ」

と休みがもらえ、

「旅するんだったら応援するよ」

って彼の作品を買ってくれる人もでて、

旅のお金もできたんです。

 

何よりも本人の意識が変わる。

そういうもんだと思うんです。

 

まず何か “やりたいと感じる” こと。

これが一番。

そしてやりたいと思ったら

 “決める” ことが大事。

 

そして明日、再来週、

死んじゃうかもと思ったら

何かとりあえずやっておきたいと思うじゃないですか。

 

 

BIOGRAPHY

  • 21歳大学卒業、就職
  • 24歳アートのクラスに通いはじめる
  • 26歳Makoto ArimichiさんのArt factoryに通い始める
  • 27歳車が廃車になる
  • 27歳ニューヨークへ2週間いく
  • 28歳会社を辞めてニューヨークへ移住する
  • 34歳夏の間ヨーロッパへ旅にでる。以後毎年
  • 35歳失恋&大女優遭遇事件
  • 36歳作品に色が入り始める
  • 41歳今この瞬間を生き続ける

森本和也(kazuya morimoto) - アーティスト

海外飛び出し年齢:28歳(

海外出るとき捨てたもの:正社員

ニューヨーク(在住経験地:, ,

,

 
 

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