「万事、見にゃわからん。」坂本竜馬
「また韓国のメディアが変なこと言ってる。。」
2018年のオリンピックが韓国に決まった。
僕もちょうど日本にいてそのニュースを知った。
日本でももちろん大きく報道。
今まで2度の挑戦も失敗、
そして念願の初めての冬季オリンピック開催に
日本のメディアも比較的ポジティブな報道がされていた。
だが韓国で最も影響力のある、
インターネットメディアの伝え方は違った。
「韓国でのオリンピック開催、日本激怒。」
といった記事や、
「今年最悪のニュースだ。」
と日本人が言ってるかのような記事が流れていた。
韓国人の友達がこの記事を表示したパソコンを見せながら
冒頭のコメントを吐いていた、
ハングルでもちろん読めないが
ニュアンスでなんとなく伝わってきた。
インターネットで検索してみると、
確かにそう思ってる日本人もいるようだ。
だが、それを全ての日本人が言ってるかのような伝え方には驚いた。
この記事を見せてくれた韓国の友人は
ここ数ヶ月で大きく変わった。
「日本人は韓国人のこと嫌いなんだよね。」
初め会ったばかりのころそう聞かれた。
本気でそう思っていたらしい。
そして彼女だけじゃなく、
いろいろな韓国人にそう聞かれたことがある。
ニューヨークにきて、
実際に日本人に触れてみて、
それは嘘だとわかったらしい。
僕もなんでそんなこと言うのか
初めは理解に苦しんだが、
こういったニュースや歴史教育を聞いていて、
無理もないなって思うようになった。
日本でも同じ。
先日宮城の石巻市にいった。
震災後の報道では
日本人の倫理の高さが大きく報じられていた。
コンビニ並ぶ人たちの映像など印象的だった。
海外もそれを見て褒めたたえていた。
だが実際に、被災地の人に話を聞いたら、
真相は全く違った。
そんなもんだ。情報は怖い。
一つの情報だけでは決して真実は見えてこない。
いろいろな情報にふれて初めて見えてくるものがある。
それでも見えてくるとは限らない。
「万事、見にゃわからん。」坂本龍馬
一番手っ取り早いのは
直接5感で感じることだろうな。
あぁ今日も暑ぃな。