失敗は挑戦の証だ
今年はなんとか365日間走り続けられました。
フィジカルの方です。
まさに1年の橋から橋まで、ブルックリン橋には本当にお世話になりました。今年一年誰にお世話になったかと言えば、皆さんのおかげでした、といいたいところですが、落ち着いて考えて見るとやっぱり両脚と橋だったと思います。本当にありがとう。
2011年1月1日にニューヨークに来た身として、12月31日は節目の日です、今日でまる9年ニューヨークにいたことになります。おとんの60歳の誕生日でもあります。父ちゃんおめでとう!ホノルルマラソンの次の日が今年一番の難関でしたが、なんとか走れて良かったです。
今日橋りながらふと思ったことがあったので、それを持ちまして2019年の私のフェイスブックダイアリーを締めさせていただきたいと思います。
「海外挑戦すると5年遅れる」
海外に住み始めた時点で僕らは外人になります。これってゼロからのスタートではなくマイナスからのスタートになるってことです。
なんでかと言うと日本だったら生まれた時から当たり前に持ってるスキル(言語)とアイテム(ビザ)を、獲得することからスタートしないといけないからです。
まず
1、言語。日本で日本人だったら日本語勉強するぞ、って期間まずいらない。
2、ビザ。日本だったら国籍取るためにビザ申請するぞって期間まずいらない。
3、お金。例えばNYの場合、日本人マーケット2万5千人。日本語で戦っても稼げない、しかも英語で勝負しようとすると上記2つの壁が立ちはだかる。
ってな感じで、いかんせん時間がかかる。マイナスからゼロにするまで平均5年と僕の経験上思います。実際僕はグリーンカードが取れるまでに6年かかってます。英語はまだ初級です。残念ながら平均以下です。
その日本では当たり前のことを身につけてる間に、日本の友達は5年先をいく。当然日本社会からの圧力もかかり始める。僕はあまり気にしない性格ですが、これは一般的にかなりの圧力だと思います。30歳までにはこうあるべきだ、とか皆から言われまくったら、もうこんなとこで何年もグズグズしてる場合じゃない、日本に帰らないと、ってなります。
海外に来てる日本人は、3年で5割いなくなり、5年で9割いなくなるって言うのはそういった面も一つ間違いなくあります。なので短期的思考じゃ海外挑戦は無理です。絶対やめた方がいいです。長く見ないと。
僕がニューヨークでやってることってのは、
日本人の海外挑戦の入り口を広げるってことですが、
この5年の期間をショートカットさせてあげたいとか
楽して成功する手伝いをしたいとかサラサラ思ってません。
そんなに甘くないので。
僕自身9年振り返っても失敗だらけであり、
成長したかと言われれば退化してるんじゃないかと
日々感じています。ぶっちゃけ。
でも一つ確実に言えることは、
失敗した時に、
「また失敗したの?笑」
と笑える仲間や、
「最後まで諦めずにやろうぜ」
って言い合える仲間が身近にいることです。
それが僕の9年間で得たものかなと振り返れば思います。
なので僕らもそうありたいし、そうあるべきだ思います。それが海外に住むマイノリティたちが力を合わせてやっていくと言うこと、
本当のあるべきコミュニティの姿だと思います。
「海外挑戦しましょう。」
「でもぶっちゃけ失敗たくさんすると思います。」
「でも大丈夫、みんなで越えていきましょう。」
「一緒に世界取りましょう」
そんな感じの会社でありたい。
失敗は挑戦の証だ
2020年もよろしくお願いします。
書いてる人ーDRAGON
岡 山 県 出 身 。 同 志 社 大 学 を 卒 業 後 、人材コ ン サ ル ティング会社を経て、2011年1月1日にニュー ヨ ー ク へ 。16年 か ら 不 動 産 、イ ベ ン ト 、 飲 食 、留 学 プ ロ グ ラ ム を 手 掛 け る「 J f o r w a r d 」を 設立。