人生は山登りなのか
人生はよく山登りに例えられる
「夢、目標を決めなさい」
は登る山を決めなさいということ
「目標を叶えるためにスケジュールを立てなさい」
は頂上いくまでの日程を組みなさいをということ
「目標を達成するために必要なスキルをつけなさい」
は頂上までに必要な道具を準備しなさいということ
そんな感じで、
早く山を登るためには
早く登る山を見つけて
さっさと準備と適切な努力しろってことだ。
はっきりいって
僕はこの山登りに全く興味がなかった人間だ。
理由は二つある。
一つは皆がいいと思うものに興味がないこと。
富士山は遠くからみても高いとわかる
誰がみても一番とわかる
それは高さが数字として明確だからだ。
僕はこれを数字の世界つまり資本主義や競争社会だととらえている。
ただ僕が興味があったのは
誰もがどこからでも見ることができる
その高さよりも、
その裏に隠れてる湖やどこかにある綺麗な海、
潜るまで見ることのできない海中、
そんな知る人ぞ知る、その人だけがわかる価値。
そこに興味があった。
もう一つは身近な山に興味がなかった。
どうせ山を登るにしても
身近にある山から選ぶより
もっと広い世界を見てから選びたい
いろんな山を見てみたい。そう思った。
2011年から2020年までの10年間は
とにかく歩いていろんな場所を見に行った、
山を登るのではなく、地図を広げる。
高さじゃなく幅を広げる
そんな10年だと位置付けていた。
そしてまもなくその旅が終わる。
旅してきた中で見えてきたもの、
それはなんと
火星だ。
なんとなくだ。
そのためにもっと近くに行きたい。
もっと近くで見るために高いところに行きたい。
これから10年は登る期間。
登ると決めたからにはより高くへ登って行こうと思う。
人生は山登りなのか?
違うと思う。
山に登りたい人は登ればいいし、
海に潜りたい人は潜ればいい。
山登ってる間に綺麗な湖が見えたら
降りてきてもいい。
山登りは一つの道に過ぎない。
道はなんだっていい。
人生は山登りでなく、道選びである。
後悔のない、自分が納得できる道を選ぼう。