「学生時代にやっておいた方がよかったと思う事はなんですか?」
「学生時代にやっておいた方がよかったと思う事はなんですか?」
一昨日の続き、これはよく聞かれる質問で
特に目新しくはない。
ただ面白かったのは、
回答しながらその自分の回答に
笑ってしまったことだ。
まず、僕はこう答えた。
「それは今の知識がある前提ですか?それともすっからかんで学生時代に戻った場合?」
すると、
「両方でお願いします」
とのことだったので、
「まず前提として僕は今までの人生に一切後悔無いし、納得してるので戻りたいと思ったことはないです。なので自分が学生に戻ったとしても同じように好きなことやればいいと思うし、みなさんも好きにやればいいと思う。
ただもし今の知識のまま戻るとしたら、早く海外に行こうとするかな」
と、ここまで答え段階で、
ある矛盾に気づいて笑った。
「やっぱりこの答えダメだな笑 学生時代に海外に行くという選択をしなかったから今の自分がある訳で、そう考えたら、この質問の回答は、その時やりたいって思ったことをやる、につきますね。
よく成功した大人が自分は若いときは悪いことばかりをしていた、だから若い子たちにはそうなって欲しくないから○○はやめなさい、みたいに言うけど、その過程があったからこそ、その人があるんであって。これってだいたい成功した大人が若い子にアドバイスするときに言いがちだけど、絶対間違ってる。
これって自分がそこまで来れた過程を経験させないようにアドバイスしてるんですよね、無自覚に。自分みたいになりたいって若者の質問に対して、自分みたいに慣れない方法を教えてるの同じ。回答としては間違ってる。
大人はずるいんですよ。これって結果的に、先進国が発展途上国に経済発展のためのCO2を出すなと言ってるのと同じくらいこれは自分勝手なアドバイス。今でこそアメリカのヒーロー、ケネディ大統領一族だって、過去を辿れば禁酒法時代に密輸をして財を成してた訳で、人間良いことも悪いことも経験して、失敗も成功も味わっていくからこそ、人様の前でお話ができるような人間になれるんだと僕は思います。
それなのに自分がそんなアドバイスをしてのに気づいて今びっくりしました笑
みんな今やりたいって思ったことをやったほうがいいし、僕もいま学生時代に戻ったらその時にまたやりたいって思ったことをやります。僕がおかげですごく勉強になりました。いい質問ありがとうございます。」
人生の全ては納得感だ。
納得した生き方ができたかどうか。
そこには失敗も成功も関係ない。
「学生時代にやっておいた方がよかったと思う事はなんですか?」
いまやりたいと思ってることをやればいい。
納得した人生を送るために
今から後悔のタネを潰していこう。