スケールは常に世界だ

今日は珍しくウォールストリートジャーナルが日本のことを褒めていた。

その内容は、

「日本はロックダウンをせずにコロナを防いだ」

というものだった。

よく日本では、

日本の対応はダメだと言う声を耳にする。

実際にこのパンデミックへの対応で支持率を落とした国のトップのNo1は

ブラジルの大統領で、その次に安倍さんがつけているほどだ。

おそらく日本人からしたら、

いまだに毎日数十人、数百人感染者が増えてるし、

マスクを配るとか、中途半端な自粛とやらで、

煮え切らない政策だと感じている人も多いのだろう。

おそらくそれも事実だろうし、

そう言う一面もあると思う。

でも大事なのはそこじゃない。

大事なのは、相対評価だ。

誰と比べて自分は評価を下しているのか、

それを自分自身が理解できているかどうか。

ここにセンスが問われてくる。

野球の打率3割がすごいのは、

周りが3打席のうち1打席もヒットを

打てないからだ。

3回のうち2回失敗してるとだけ聞いたら、

別のスポーツではダメダメな可能性だってある。

そう大事なのは相対的に見ることだ。

今回のコロナのケースはもちろん、

ニュージーランドや香港と比べたら日本もダメダメかもしれない。

でも世界の平均と比べたらどうだろう。

僕が住んでるニューヨークと比べたらどうだろう。

数ヶ月前、

僕のFacebookの投稿に、

日本の友人からこんなコメントがあった。

「日本はダメダメです。ニューヨークのロックダウンを見習って欲しい」

僕はこう返信した。

「日本の方が圧倒的に結果出してるけどね」

すると彼女は

「えっそうなんですか?」

と返信をくれた。

リンゴが好きな人がいれば嫌いな人もいる。

日本が先進国だと思う人もいれば、すでに後進国だと言う人もいる。

誰と比べるか

何と比べるか

これから世界に出ようと考えている人は

常に世界との尺度で比べる習慣をつけなければならない。

比べる相手はご近所さんじゃない、世界だ。