あっ晴れ

3/16に始まったロックダウンから一ヶ月半がたった。

いつの間にかこの生活が当たり前になってる感じがなんとも怖い。笑

今のニューヨークはどうなってるかというと、
大きく分けて3タイプに分かれている。

1、被害レベル強 健康被害者/経営者
2、被害レベル弱 アーティスト/従業員
3、被害レベル特になし IT関係/特定大企業労働者

まず1の人、コロナで健康被害を受けた人が最大レベルの被害者である。次に中小企業の経営者がここに入るかもしれない。例えばニューヨークのレストランは軒並み潰れてるし、経営者は収入が減るどころか働いても働いても収入が0以下のマイナスになっていく現象となっている。会社なので被害が自分一人のレベルでは済まないってことを考えても被害レベルは強と言える。幸いアメリカ政府の補助金が降り始めたため、まだ息の根を止められてない中小企業はこっからが生き残りをかけた勝負となりそうだ。

2の人が一番多いと思うが働き先がなくなった労働者である。この人達は収入が減っているが失業保険が出ているため生活することはできている。なぜならアメリカの今の失業保険は週に600ドル!!も出てるのだ。働いてたときより増えた人いるんじゃないかな笑 もちろん大変であるが、被害は自分の生活内、個人レベルに止まっている。ただ外国人労働者は米国人より苦戦しているのは間違いない。補助をもらえてない人も多いだろう。アメリカはそういう国だ。日本人アーティストの多くもバイト先の飲食店が死に体なので複収入源も断たれている。なんとか日本人達は生き延びて欲しい。ちなみに偉そうにいってる僕は完全に1の人なのでこれから大勝負である笑 

そして3の人たち。例えばITビジネスやオンライン系の人たちはこれを機に市場は伸びてたりする。でもここで注目したいのは、大手の銀行マンやある特定の大企業の人たちもここに含まれることだ。週1労働になったが給料は変わらず、それどころか災害ボーナスとして給料が増えてる人もいる。アメリカって面白い国だなと思った。

とまぁ人によって大変さは分かれ、世界はなかなか公平になるのは難しいなと考えながら、今日ブルックリンブリッジを走っていると、なんとまぁすんごい人。

橋も公園も街もいつものニューヨークが戻ったかのような1日だった。天気もいいし、一ヶ月半さすがに長かったし、何よりみんなコロナに慣れてきたのだろう。ニューヨークでは20%の人がコロナの抗体を持っているというようなデータも出てきてる。

被害レベルは違えど、みんな陽気な天気の誘いには勝てないんだなと思った今日でした。

被害は公平じゃないかもしれないけど、こっからのチャンスも天気も公平でよかった。

あっ晴れ!